当園で個人のお客様に販売する梨は、贈答用の5Kg入りと10Kg入りの箱を標準とし、それ以外では自家用のバラを重さで「はかり売り」してきた。
最近は核家族化の影響もあってか、あまり大玉の梨は好まれない傾向にあるらしい。JAの目ぞろい会に出席している息子の話では「あまり大玉にしないように指導される」という。
それでも贈答用としての大玉需要はあるため、ある程度の収量は確保しないわけにはいかない。また、JAが集荷する品種は限られている。多品種栽培している当園ではJAの集荷品種以外の品種もある。品種によってはすべて大玉になるものもあり、1玉で700g~1000gとなると「メロンか小玉スイカのよう」と評されるものもある。
玉の大小もあるが、5㎏でも多いというお客様もいる。お客様の用途・目的というものもあろうかと思い、2Kg、3Kg程度の包装も用意すべきと考えた。また、写真にもあるように、以前からお客様には、「お客様の好みの梨を発見してください」と提案しながら「利き梨セット」の販売をしてきた。
お試しで5Kg、10Kg とするだけでなく6玉で2品種、3品種とすることにも対応することにした。
誤解されてはいけないので、あえて話題にするが、小玉を求められて未熟果を収穫するのは本末転倒だ。また、大きさの問題だけでない。(商品の劣化リスクを避けるため)販売までの時間稼ぎで、バイヤーが未熟気味の果実を生産者に求めて販売していることが問題になっていることもある。
和梨ではなくリンゴの話ではあるが、私が目にした報道は、リンゴを早採りさせて海外に販売している例についてだったが、本来の味を無視して販売されてはブランドイメージを損なう。生産者も安易にのってはいけない話だと思う。
2025年11月8日
[論説]輸出リンゴの早もぎ 消費地思い適期収穫を2025年10月31日
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これは追熟可能な(クライマクテリックな)果実では理に適う部分もないわけではない。しかし、(追熟しない:非クライマクテリックな)和梨では無意味だと言わざるを得ない。



